臨地実習での情報収集のしかた

こんにちは!はるねこです。

看護学生の皆さん、病院実習は緊張しますよね。

というか地獄ですよね。

私は精神看護の実習以外は基本的に地獄でした。(´;ω;`)

1年生は特に、情報収集って何するの?ってとこからスタートします。

カルテから情報をある程度とった後、患者さんのところに行って情報収集するという流れになります。

今日は、いざ患者さんのところに行っても上手く情報収集できない、何を聞いたらいいかわからない人へ

情報収集のポイントを書いていきます。

目次

何のために情報収集をするのか?

①患者さんの背景を知り、看護に繋げるため

②どんな性格の人で、どのくらい意思疎通が可能なのかを知るため

③患者さんが、困っていることや不自由なことは何かを知るため

コミュニケーションは会話だけではないです。見る・聞く・話す・触れるといった感覚を使っていこう!

決して看護記録のアセスメントを埋めるために、患者さんと話しをするのではないのです。   これをした途端に、情報収集ではなく事情聴取のような質問攻撃になります!

何を聞いたらいいの?

過去→現在→未来を意識して情報収集しよう!

①過去を知る

例えば・・・

  • どんな生活をしていた?(環境・ルーティーンなど)
  • 入院前のADLは?
  • サポートは得られていた?(家族関係・コミュニティへの所属)
  • 既往歴があれば、薬はちゃんと飲めていたか?、後遺症はないか?

②現在の状態を知る

例えば・・・

  • 入院前と比べて今の現状は?(活動状況・ADL・症状の有無)
  • 今現在、困っていることや不自由なことは?など心境を知る
  • 顔色や表情会話の内容から心理状態はどうかな?
  • 入院後、家族とのコミュニケーションはとれているのか?
  • ルート類や点滴などのデバイスはどんなものが付いているか?また、それによる苦痛はないか?

過去と現在を知ることで、今後どんな看護が必要か見えてきます。

③今後を予測する

例えば・・・

  • 今後起こりうるリスク・合併症は?
  • リスクや合併症に対して予防するには?
  • 入院前の生活に戻れる?
  • 何か指導することはあるのか?

一度に全部聞こうとしても難しいです。援助場面やバイタルサイン測定中など、会話をしていく中で聞いていこう!

患者さんの休息時間も考慮しよう!

アセスメントに生かすには?

過去と現在を知ることが出来れば自然とアセスメントに繋げられるようになります。

アセスメントの書き方は、学校や先生によって重視するポイントは変わってくると思いますので、それに従うだけです。

あとは、疾患と検査データを照らし合わせて問題点を見つけ、

自分にできる看護を考えていきましょう。

最後に

情報収集は簡単そうで、意外と難しいです。

家族と患者の意見が違っていたり、患者が本当のことを話しているとも限りません。

なので、客観的なデータと照らし合わせて、冷静に見ていく必要があります。

臨床に出てからは、人間て複雑な生き物だなといつも感じます。だからこそ面白いです。

気難しい人を担当することになっても、どんな人なんだろうと興味を持ってよく観察してみると

意外といい面も見えてきます。悲観的にならず、興味をもって接することが大事です。

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